和風下駄箱の魅力 ― 格子引き戸の利点

和風の下駄箱といえば、やはり格子の引き戸が特徴的です。
引き戸は、間口の狭い日本の玄関にとても理にかなった構造です。

玄関の理想的な間口は一間(約1.8m)とされ、人が並んで通れる程度の広さがあると空間にゆとりが生まれます。
しかし現代の多くの住宅では、間口は4尺前後(約1.18~1.35m)とややコンパクトです。

その限られた空間に置く下駄箱は、幅や高さだけでなく、奥行きの工夫も重要です。靴のサイズを考えると奥行きを大きく削ることは難しいものの、少しでも玄関を広く感じさせるには「引き戸」が最適です。
開き戸の場合、扉を開けるたびに前方へ張り出し、空間を圧迫しますが、引き戸なら出し入れの際にも動線が妨げられず、圧迫感がありません。

さらに、下駄箱は家族みんなが毎日使う家具です。開き戸は丁番が傷みやすく、長年の使用でガタついたり、開閉が重くなることもあります。その点、引き戸は構造的に負担が少なく、何十年経っても滑らかな使い心地を保てます。

120下駄箱 星野BR色タモ
180下駄箱 和美オーク
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